ハノイ市警察は2日、日本人乗客に対して、不当に高い金額を請求し、現金を騙し取った疑いで、タクシー運転手のグエン・クイ・マン容疑者(25歳)と仲間のグエン・ディン・フン容疑者(38歳)を逮捕したと発表した。3日付VNエクスプレスが報じた。
警察の調べによると、タクシー運転手のマン容疑者は、英語の話せるフン容疑者を客引き役として、外国人乗客から金品を騙し取ることを計画。10月末、同市ノイバイ空港で日本人学生2人をタクシーに誘い込み、空港内の料金徴収所で800万ドン(約2万2000円)の支払いを請求した。学生2人は現金を持ち合わせていなかったため、ATMで現金800万ドンを引き出させたうえ、2000円を奪い取った。
ノイバイ空港では同様の手口で、外国人乗客が金品をぼったくられる事件が相次いでおり、警察とタクシー協会では、国のイメージダウンに繋がるぼったくりタクシーの撲滅に注力していく方針を明らかにしている。