カントー市で20日夜、マイリンタクシー社の運転手が乗客として乗せた交通警察の警官にベルトで殴打されたうえ、赤信号を突破しなければ、射殺すると脅迫されていたことが運転手の訴えで明らかになった。22日付ラオドン紙(電子版)が報じた。
調べによると、マイリンタクシー社の運転手、ドー・クオック・タイさんは20日20時ごろ、泥酔状態のメコンデルタ地方ハウザン省交通警察副部長、ブイ・ミン・タンを乗せた。タンは走行中、数度にわたり信号無視を強要した。タイさんがこれに応じなかったところ、タンに首を絞められた。タクシーから脱出したあとも、ベルトで殴打され、頭部や頚部を負傷し、更に射殺すると脅迫されたという。
タイさんは近くにいた警官に助けを求め、調書作成のため、タンと共に警察署まで同行した。タンは同署の警官に対しても銃殺すると脅迫したという。警察は捜査を進めている。