南中部クアンナム省フオックソン郡フオックコン村の森林内にある洞窟で22日午前、若い男性が倒れているのが発見された。男性は同郡の医療センターに搬送され、順調に回復している。
この男性は、同省バックチャーミー郡チャーソン村在住のディン・バン・フイさん(18歳)で、今年5月ごろチュンという名前の男に1カ月当たり200万ドン(約8300円)で雇われ、フオックソン郡フオックタイン村で砂金採りの仕事をしていたという。ところが、働きが悪いとチュンやその仲間から暴行を受けたため、フイさんは恐ろしくなり現場から逃走した。
フイさんは森の中で道に迷ってしまい、偶然見つけた洞窟で約1カ月暮らした。昼は洞窟に隠れ、夜になると果物などの食料を探して食べたという。フイさんは発見されたとき、全身に炎症を起こした状態で衰弱していた。フオックソン郡警察がフイさんからさらに事情を聞いている。