ハノイ市警察は15日、学校や役所などの金庫を狙って夜間に侵入し窃盗を繰り返していた疑いで、33歳から46歳までの5人の中国人窃盗グループを逮捕した。グループはハノイ市のロンビエン区、トゥーリエム郡、ドンアイン郡、ソクソン郡、ホアイドク郡で合計11件の窃盗事件を起こしたとみられており、被害額の合計は約30億ドン(約1320万円)に上る。
直近の犯行は今月6日未明にホアイドク郡のタインドー大学に侵入した事件で、5人は警備員を縛り上げてから3つの金庫を破壊し、中に合った約3000万ドン(約13万2000円)を奪って逃走した。警察の調べに対し容疑者らは、ターゲットと定めた役所などの経理係の位置を昼間確認し、夜間に侵入していたと供述している。警察は、グループの犯行にベトナム人のルー・ティ・マイ(23歳・女)も関わっていたとみて捜査を続けている。