20日午前、南中部ビンディン省フーミー郡のベトナム農業農村開発銀行ビンズオン支店に設置してある自動現金預払機(ATM)が何者かによって破壊されているのを同行の職員が発見した。
通報を受けたフーミー郡警察は捜査を行い、ATMを破壊したのが同郡ミーチャウ村在住のチャン・バン・サイン(42歳・男)であることを割り出した。警察の事情聴取に対し、サインはATMを破壊した事実を認めた。それによると、サインは20日午前6時ごろにATMコーナーに侵入し、周囲に人がいないことを確認すると持参した鉄の棒をATMに4、5回叩きつけて破壊したという。動機については、農業農村開発銀行から事業資金の借り入れを希望していたが、地元に戸籍がなければ無理とのうわさを聞いて腹が立ったためだと話している。