メコンデルタ地方トンタップ省警察は20日、ベトナム外商銀行(ベトコムバンク)ドンタップ支店取引課のファム・コン・ハイ副課長を収賄容疑で、同省タインビン郡在住でガソリンスタンド経営者のフイン・ブー・トゥアンと同省タムノン郡在住のフイン・タイン・ビンを贈賄と詐欺の容疑で逮捕した。
警察の調べによると、トゥアン容疑者ととビン容疑者の2人は政府が景気刺激策として実施している融資について、融資額の5%の手数料と50万ドン(約2500円)を支払えば資産査定の手続きをせずに融資を受けられると宣伝、ハイ容疑者と結託し申請額より多くの金額の融資を受けて差額を3人で分配していた。3人はこの手口で実際に融資した金額を上回る合計29億8500万ドン(約1540万円)を着服した。