ハノイ市警察は24日、同市人民委員会のグエン・テー・タオ主席のサインと同市人民委員会の公印の入った投資認可証を偽造した疑いで、政府民族委員会民族政策課の元幹部チエウ・タイ・ラム(61歳・男)を逮捕したと明らかにした。ラム容疑者には、フオンセン・ラムドン株式会社による「ホアラック・ハノイ国際リゾート観光・文化区」建設案件の投資認可証を偽造した疑いが持たれている。
警察はまた、フオンセン・ラムドン社はラム容疑者にだまされた被害者であることを確認した。調べによると、昨年末同社のチュオン・クアン・ヒエン社長は、ラム容疑者から自分は政府の135プログラムの書記を務めているとの自己紹介を受け、ホアラック・リゾート案件への投資資金を集めることに同意したという。ヒエン社長はラム容疑者に当面の費用として5億ドン(約270万円)を渡していた。
ラム容疑者は調べに対し、妻のマイ・ティ・ト容疑者とともに、各種の公文書を偽造したことを認めているという。