12月27日夜、東南部ビントゥアン省ファンティエット市ビンフン地区で、自宅にいた女性が6人組の男女から暴行を加えられたうえ耳を切られるという事件が起きた。
被害者のレ・ティ・ハイン・ズンさん(27歳・女性)によると、ズンさんが1歳半になる娘と自宅にいたところ、突然見知らぬ6人組が押し入り夫のタムさんに会わせろと騒ぎ立てたという。ズンさんが夫は外出中なので騒がないよう求めたところ、6人組の女2人から殴る蹴るの暴行を受け、さらにナイフで耳を切られてしまった。この6人組はいずれタムさんを殺すと捨てぜりふを残して逃走、その後タムさんの携帯電話にも警察に通報したら脚を切断するという脅迫電話があった。
タムさんによると、この6人組は「デー」と呼ばれる宝くじを利用したとばくを行なう組織の一味で、タムさんはこの組織に多額の借金があって取り立てに追われていたという。ファンティエット市警察は6人組の身元をすでに割り出しており、傷害事件ととばく事件の両面で捜査を進めている。