12日午後4時ごろ、東南部ドンナイ省ロンタイン郡ロンフン村にあるロンブートゥ寺のルオン・タイン・ティエン住職から地元警察に、寺で発生したばかりの盗難事件について被害届が提出された。
ティエン住職によると、同日数時間ほど寺を留守にして帰って来たところ、家の裏口が壊されており、室内に置いてあった小型金庫がなくなっていたという。金庫の中には、現金600万ドン(約4万円)と1万米ドル(約110万円)、さらにダイヤモンド6粒が入っていたといい、被害総額は5億5000万ドン(約370万円)に上るとみられている。
この寺ではティエン住職以外に老人が1人働いているが、同住職の留守中に現れた2人組の若者から「住職の接客用に飲み物を買ってくるように」と金を渡されて現場から遠ざけられていたことが分かっている。老人が飲み物を買って戻ると2人組の姿はなかったという。寺の近くに住む女性は、正午ごろに2人乗りのバイクが寺から小さな包みを持ち出して走り去るのを目撃したと話している。