東南部ビントゥアン省バックビン郡で11日、ファンリータイン小学校3年生のグエン・ティエン・フン君が自宅で首を吊って死んでいるのをフン君の姉が発見した。自殺に使われたのはフン君と姉が生活用水を運ぶためにいつも使用していた天秤棒のひもだった。
フン君の家庭は非常に貧しく、両親はまき拾いや石炭掘りで出かけているため留守がちで、家には幼い姉弟3人だけが残されることが多かった。姉の話では、フン君は3週間ほど前、武術を習いたいので50万ドン(約3500円)欲しいと母親にせがみ、そんな大金はないと言われて落ち込んでいたという。フン君は近くに住む子どもたちからいじめられており、武術を習っていじめっ子たちに仕返しするつもりだったようだ。