23日午後2時ごろ、北部タイグエン省フォーイエン郡ナムティエン村のトウモロコシ畑に軍用機が墜落する事故が起きた。現場のすぐ近くの国道3号線沿いで冷蔵機器工場を経営するチュオン・ティ・ガーさんによると、事故当時工場は昼休み中だったが突然の爆音と共に窓ガラスが割れ、驚いた従業員らが外に飛び出すと、畑に大きな炎が上がっていて飛行機の機体の残がいが辺りに散乱していたという。
飛行機を操縦していたパイロットは墜落前にパラシュートで脱出し、現在病院で手当てを受けているが、飛行機を民家に墜落させまいと必死だったと話している。同日、現場検証と周辺の民家の被害状況の調査が行なわれたが、幸いにも墜落の衝撃で飛び散った機体の破片でけがをした住民はいなかった。