北部ホアビン省の刑務所で服役中に妊娠し波紋を呼んでいたグエン・ティ・オアイン元死刑囚(40歳)が、先月25日に3400グラムの男の子を出産していたことが分かった。オアイン元死刑囚は2005年末に麻薬密売の罪で死刑判決を受けていたが、妊娠により死刑を免れ無期懲役刑となった。
現在、オアイン元死刑囚と子どもは北部ハイフォン市にある乳幼児のいる受刑者のための施設で生活している。刑務所の配膳係をしていた時に一度だけオアイン元死刑囚と性的関係を持ったとされるグエン・チュオン・ティエン元受刑者は、既に服役を終えて南部ビエンホア省で生活しているが、自分が父親だとして遠路はるばる子どもに会いに来たという。オアイン元死刑囚もティエン元受刑者が子どもの父親だと認めているが、捜査当局は子どものDNA鑑定を行って事実を明らかにする構えだ。