最近原因不明の腹痛に悩まされていた26歳のバオさん(男性)は、Medic診療センター(ホーチミン市10区)で診察を受けた。消化器科の医師の勧めで超音波検査を受け、医師はその結果を見た後、処方箋をバオさんに渡した。
「大きい病院なので信用していた」というバオさんは、検査結果をよく確かめず、何の疑いも持たずに2日ほど薬を飲み続けたが、たまたま検査結果を目にした友人が、バオさんの氏名と「性別:男性」と明記されているにも関わらず、結果の部分に「検査部位:女性 腹部超音波、子宮:卵巣2つとも腫瘍なし」とあるのを発見した。
間違った薬を飲んでいたのでは、と心配になったバオさんは急いで病院へ行き、しつこく説明を求めたが、病院側は「タイプミスだ」などとあいまいな返事を繰り返すばかりで、ミスを認める様子もない。結局再検査を受けることになったバオさんだが、なぜこんな間違いが生じたのかは、いまだに謎だ。