- ベトナム、紛争で公平・客観的な立場維持
- 紛争は平和的手段によって解決されるべき
- 早期の外務次官級政治協議の実施で合意
ブイ・タイン・ソン副首相 兼 外相は17日、ウクライナ側の提案により、ウクライナのアンドリー・シビハ外相と電話会談を行った。
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シビハ外相は、ウクライナがベトナムとの友好協力関係を重視していることを強調し、ロシアとウクライナの紛争に関するベトナムの立場を歓迎すると述べた。
ソン外相は、ベトナムはロシアとウクライナの双方の友好国として、紛争において一貫して公平かつ客観的な立場を維持していると述べ、すべての紛争は国際法および国連憲章に基づき、平和的手段によって解決されるべきだと強調した。さらに、ベトナムは平和的解決策を模索する国際社会の調停に対する努力を支持し、その取り組みに貢献する用意があると述べた。
双方は、両国が引き続き各レベルでの交流を維持し、早期に外務次官級の政治協議を実施することで合意した。
これに先立つ1月、世界経済フォーラム(WEF)年次総会(ダボス会議)への出席に際しスイスを訪問したファム・ミン・チン首相は、ウクライナのヴォロディミル・ゼレンスキー大統領と会見した。その際、チン首相はベトナムが2019年に第2回米朝首脳会談を主催したことに言及し、平和的解決策を模索する場を提供する用意があると述べた。