8日から10日までロシアを公式訪問したチャン・タイン・マン国会議長はロシア現地時間9日、同国のヴャチェスラフ・ヴォロージン国家院(下院)議長とワレンチナ・マトヴィエンコ連邦院(上院)議長とそれぞれ会談した。

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　ロシアのウラジーミル・プーチン大統領はこれに先立つ6月、ベトナムを公式訪問し、ベトナム共産党の故グエン・フー・チョン書記長とトー・ラム国家主席(現書記長 兼 国家主席)と会談したほか、ファム・ミン・チン首相とマン国会議長とも会見した。両国の主要指導者による公式訪問は3か月ぶり。

　会談でロシア側は、ロシアがマン国会議長の訪問を非常に重視していると強調し、これが両国会間の協力を拡大するだけでなく、両国間の包括的・戦略的パートナーシップをさらに促進するとして大きな期待を寄せた。

　一方のマン国会議長は、両国関係を非常に重視していることを改めて確認し、ベトナムの近況について報告したほか、ベトナムの独立・統一・国家建設を支援してきた旧ソ連とロシアの多大な支援を銘肝しているとした。

　マン国会議長はまた、ベトナムが石油・ガス・エネルギーをはじめとする経済、貿易、投資のほか、国防・安全保障、科学技術、教育訓練、文化、スポーツ、観光、医療、地方自治体間協力などの分野でロシアとの協力を拡大することを望むと述べた。

　双方は両国会間の訪問を増やし、両国政府が締結した協力協定や戦略的協力プロジェクトの実施の監視・促進で緊密に連携し、両国政府や地方自治体、企業、国民の協力・交流の拡大に向けて法整備を行うことで一致した。

　マン国会議長とマトヴィエンコ連邦院議長は会談の末、両国会間の協力協定を締結した。また、両議長の立会いのもとでベトナム東南部地方バリア・ブンタウ省とロシアのロストフ州の間の協力協定が締結された。