中国政府が今年6月に新設した海南省三沙市で23日、第1期人民代表大会が開催され、中国共産党三沙市委員会の肖傑書記が同市初の市長に選出された。
(C) searchina.ne.jp 三沙市長に選出された中国共産党三沙市委員会の肖傑書記 |
三沙市は、中国がベトナムやフィリピンと領有権を争う南シナ海の南沙、西沙、中沙を含む3諸島を統治するため今年6月に新設した。設立発表直後から、ベトナム政府が激しく抗議しており、ベトナム国民の反中感情も高まっている。
ハノイ市では22日、今月に入って3回目の反中デモが発生し、市民らが「打倒中国!」、「三沙市設立反対!」などと書かれたプラカードを掲げて、市内中心部を2時間に亘り行進した。