米海軍は11日からベトナム領海で、ベトナム戦争時に行方不明になった米兵の探索作業を開始した。これは両国が協力して行う95回目の調査で、今月24日まで行われる予定。
米海軍の海洋調査船「USNSブルース・へーゼン」に米統合戦争捕虜・行方不明者探索司令部(JPAC)とベトナム行方不明者捜索事務所(VNOSMP)の職員が同乗して探索を行う。ベトナムが領海中の探索作業に米海軍船舶の参加を許可したのはこれが初めて。
ベトナム沿岸ではベトナム戦争中に米軍パイロット数百人が行方不明になっているが、JPACでは探索に必要な正確なデータをごく少数しか持ち合わせていないという。