- 職業訓練校と海外送り出し機関などと協定
- 日本の物流業界が直面する人手不足に対応
- 日本向けドライバー人材の育成と送り出し
HRテックをはじめ、人材紹介・製造派遣・外国人雇用支援・事務アウトソーシングなど多様なサービスを展開するキャムコムグループで、外国⼈紹介事業、外国⼈採⽤メディア運営、外国⼈受け⼊れ⽀援サービスなどを手掛ける株式会社キャムグローバル(東京都新宿区)は10月17日、国営の職業訓練校でベトナム南部最大級の人材輩出数を誇るニャーベー郡職業教育・継続教育センターと、日本語教育施設であり海外送り出し機関でもあるホアンハー人材開発(Hoang Ha Human Development)、ベトナムキャムコム(VIETNAM CAMCOM)との4社による「特定技能外国人(自動車運送業)の育成・採用事業に関する日越企業間協定」を締結した。
(C) キャムグローバル |
日本の物流業界が直面する深刻な人手不足に対応すべく、2024年3月に特定技能制度の対象分野に「自動車運送業分野」が追加され、12月4日に特定技能1号評価試験の受付が始まった。
同制度を利用すると、トラック、バス、タクシーの運転手として外国人の雇用が実現でき、人手不足の緩和が期待されるが、多数の採用を実現するには、所定の試験に合格する外国人材の育成と日本企業の受け入れ体制構築が不可欠となる。
こうした中、キャムグローバルは、ベトナムにおける日本向けドライバー人材の育成と、日本企業へのスムーズかつ多数の送り出しを実現すべく、同3社と提携することとした。
特定技能で必要とされる「自動車運送業分野特定技能1号評価試験」に向けた独自カリキュラムによる日本式交通法規の座学および運転技能の習得、日本の運転免許への切り替え、日本語能力試験N3・N4レベルの習得、日本企業での受け入れや受け入れ体制の構築コンサルティングまで、特定技能外国人ドライバー採用に求められるサービスを一気通貫で提供可能な体制を構築した。
このスキームにより、倉庫間の配送を担うドライバーを中心として、年間200人の採用を目指す。