プラントエンジニアリングや不動産、人材派遣などの事業を手掛ける株式会社邁進ホールディングス(愛媛県新居浜市)グループは18日、ベトナムにおける飲食事業の1号店として、ホーチミン市1区ダーカオ街区に焼肉店「刀-KATANA-」を出店した。

(C) 邁進ホールディングス

(C) 邁進ホールディングス

　同店は鎌倉時代の伝統色で彩られた完全予約制のVIPルームを備え、日本料理の最高位名匠である西山一男総料理長により、黒毛和牛のすき焼き・しゃぶしゃぶなどの肉懐石料理や、日本からの産地直送の新鮮な魚介類を使った寿司・刺身、壺焼きなど、選りすぐりの品揃えとなっている。また、ランチタイムには、和牛焼肉やステーキ、ハンバーグランチを提供する。

　さらに、商談や会議に利用できるようプロジェクター付きの個室を用意し、日本食と日本の接客でおもてなしを提供しつつ、ビジネスミーティングや特別な会合のニーズにも対応する。

　これに先立ち、同社は1月にベトナム国家大学ホーチミン市校工科大学(ホーチミン市工科大学)との間で、学生支援およびキャリア形成の分野における協力強化を目的とした協力協定を締結した。これにより、日本での就労を希望する学生をサポートするとともに、質の高いキャリア形成の機会を提供していく。

　具体的な協力内容には、ホーチミン市工科大学の学生へのキャリア形成のための奨学金プログラムや就職サポート、邁進ホールディングスでのインターンシップの提供、日本の職場に適応できるトレーニングなどが含まれる。

　邁進ホールディングスは今後、ベトナムをはじめとする海外での飲食事業を拡大し、日本で活躍できる人材を育成する教育機関となることを目指す。