18日付の日刊工業新聞によると、住友重機械工業株式会社(東京都品川区)は、小型減速機の生産をベトナム拠点に完全集約する。今年6月を目処に全機種の生産を移管する予定。
これまでは岡山製造所で一部生産していたが、製造コストが安価なベトナムに生産を集約させて、生産効率を高める。これにより20~30%の生産コスト削減を見込んでいる。また、岡山製造所は中大型減速機の生産に特化する。
6月までに移管するのは小型ギアモーター「アルタックス」。同社はこれまで「ハイポニック」や「プレスト」などの小型減速機を順次移管してきたが、全機種の生産を移管することで、ベトナムを小型減速機の最大生産拠点として位置づける方針。