関西電力は27日、ランソン建設貿易株式会社が建設中のナンビア水力発電所プロジェクトからCO2クレジット(二酸化炭素排出権)を購入すると発表した。このプロジェクトは北部ソンラ省のナンビア川に水力発電所を建設するもので、2009年1月に運転を開始する予定。2015年までに約25万トンのCO2排出削減を見込んでおり、関西電力はこのうち、2012年までに排出削減されるCO2クレジットの全量(約14万トン)を購入する。
同プロジェクトは日本とベトナム両政府の承認をすでに得ており、今後CO2クレジット獲得に必要な国連クリーン開発メカニズム(CDM)理事会の承認を得る手続きを進める予定。