中央気象予報センターによると、5月末にかけてハノイ市などの北部及び中部で最高気温37~40度の猛暑日が続いた。
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5月29日の最高気温は、北中部ゲアン省で41.5度、同タインホア省で41.4度、同クアンチ省では40.3度を記録。ハノイ市でも40.3度に達し、5月として1971年以降44年ぶりの記録的猛暑となった。市街地やアスファルトの実際の気温は観測所の気温よりさらに3~4度高くなった。
ハノイ市及び北部、中部では、6月以降もこの酷暑が続く見込みで、40度を超す地域も少なくないと予想されている。南中部高原地方や南部では、暑さは若干弱まる見込みだ。
同センターによると、40度を超える猛暑日の原因はエルニーニョ現象によるもので、例年より雨量が少なく、雷雨、竜巻、雹が発生する可能性が高いため、警戒が必要だという。