中央気象予報台は6日、中部、中部高原、南部の各地域が来年にかけての乾季に旱魃になる予報だと発表した。6日付サイゴンザイフォン紙(電子版)が報じた。
(C)Lan Xuân/TTXVN, Vietnam+ |
同予報台の記録によると、北中部のクアンチ省から東南部のニントゥアン省までの地域で、10月から11月までの総雨量が例年に比べ70%~90%減少。また、中部高原、南部地域の雨季は早く終わり、中部も大雨になることが少なかったため、現在これらの地域の河川のほとんどで、水深が浅くなっている。
中部、中部高原の河川の水量は例年に比べ45%~50%減少しており、メコン川の水量も10%~40%減少している。また、中部地域の貯水池の貯水量は前年比20%~50%減、中部高原地域の貯水池も10%~15%減っている。
中央気象予報台によると2013年の乾季、北中部のタインホア省、ゲアン省などで河川の水量が例年に比べ15%~30%減少、北中部のハティン省から東南部のビントゥアン省までの河川の水量も40%~50%減少すると予測している。中南部沿岸では、河川の水量の減少により海水の浸入が通常より上流まで進み、メコン川では内陸40~60キロメートルにまで達する可能性がある。
また、全発電量の約4割を水力に頼っているため、ダム貯水量の減少により、停電が頻発する恐れがある。
※最終更新:2012年12月12日14:37JST