ホーチミン市人民委員会はこのほど、同市におけるバス高速輸送システム(BRT)の導入を推進するよう、各関連機関に要請した。同案件はホーチミン市の都市交通近代化に向けた最優先案件の一つとされている。VOVザオトンが報じた。
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同案件向けの資金は、世界銀行(WB)からの融資を充てる方針。投資総額は1億5200万ドル(約122億円)に上る。
BRTは、最新型のバス30台で運行する。運行区間は、ボーバンキエット通り~マイチート通りの区間で、同市1区、2区、5区、6区、ビンタン区、ビンチャイン郡を通過する。始発地点のミエンタイ・バスターミナルから終着地点の2区までを結ぶ。
専門家によると、BRTは高速かつ旅客輸送量が多いため、同市の交通渋滞緩和に繋がる。また、地下鉄や路面電車と比べて、投資額が少額で済むなどの利点があるという。