ハノイ市財政局はこのほど、路線バスの運賃値上げを同市人民委員会に提案した。19日付ラオドン紙(電子版)が報じた。
現在、同市で運行しているバス路線は82路線。この内、65路線が政府による運賃援助対象路線となっており、乗客一人一回当たりの運賃が3000ドン~5000ドン(約11円~19円)という低い価格に設定されている。燃料費などの高騰を受け、バス事業の経営状態が悪化する中、運賃の値上げが必要になっているという。なお、ホーチミン市でも5月、新規バス運賃が設定され乗客一人当たりの運賃が4000ドン~1万ドン(約15円~38円)に改定された。
また、2011年上半期のハノイ市におけるバス利用客数は、2億6600万人に上った。同市交通運輸局は、市内バスターミナルの管理能力向上を目指し、路線の再編成を計画している。