改正保険経営法が2011年7月1日から施行されることを受け、「健康保険」は「生命保険」及び「損害保険」と並ぶ独立した保険分野になる。15日付カフェエフが報じた。
現行の規定では、「健康保険」は損害保険会社の主要商品で、損害保険で12%のシェアを占めている。一方、生命保険会社では主要商品である「生命保険」のオプションとして「健康保険」を販売することしか認められていない。同法の施行後には、独立商品として「健康保険」を販売できると予想されていることから、生命保険会社の業績向上につながる可能性がある。
改正保険経営法を巡っては、▽生命保険会社が独立商品として「国民健康保険」を販売することが出来るか、▽企業が「健康保険」のみを販売する保険会社を設立すること出来るか――などの多くの質問が挙がっている。7月1日の発効日が近付いている中、関連当局は早急にこれらの質問に回答するための詳細なガイダンス文書を打ち出す必要がある。