ホーチミン市第一小児病院によると、今月上旬、同市6区在住の4歳児Tちゃんは、母親の経口避妊薬(ピル)を誤飲して急性中毒になり同病院で治療を受けたという。Tちゃんは母親が入浴中、あめだと思って低用量ピル「マイクロジノン」を8錠食べ、そのおよそ10分後に吐き気や頭痛を訴えた。同病院に運ばれたTちゃんは、胃洗浄や活性炭の服用による解毒治療を受けた結果、健康状態は回復している。
同病院の医師は、「マイクロジノン」を適正量以上服用すると、腹痛、吐き気、頭痛、血圧上昇などの中毒症状を引き起こすため、子どもの手の届かない場所に保管するよう呼びかけている。