保健省はこのほど、性染色体異常などにより先天的に非典型的な性別を有する人について、医師の判断に基づいた性転換手術や書類上の性別変更を認めることを盛り込んだ法案を政府に提出する予定であることを明らかにした。
保健省によると、例えば子宮を持つ男性や睾丸を持つ女性など、性別の判別が難しい人々の数などについては現時点で十分な統計情報が得られていないが、病院で医師に性転換手術を求めるこうした人の数は比較的多いと言う。なおこの法案は、この条件に該当しない人に対して性転換手術を許可するものではない、と保健省は付け加えている。