23日、国会で映画に関する法案が提出、審議された。この法案では、ヌード、性描写のアップ、わいせつな行為を連想させるシーンや音など、ベトナム映画における禁止事項がかなり具体的に列挙されている。また同法案では、断頭や虐殺など暴力的なシーンについても同様に禁止事項が定められている。
これに対して多くの議員は、「芸術性の高いヌードシーンもあるし、逆に服を着ていても卑猥な行為を思わせるシーンもある」などとして、法律であまりに具体的に禁止行為を規定することは芸術の創造性を損なうことにもつながる、と反対の姿勢を示している。