北中部地方トゥアティエン・フエ省人民委員会傘下のフエフェスティバルセンターはこのほど、「フエフェスティバル2023(Festival Hue 2023)」の一環として、「ホアンマイ祭り(le hoi Hoang Mai)」を初めて開催した。
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ホアンマイは、ホアマイ(hoa mai、黄色い花をつけるミッキーマウスの木、学名:Ochna integerrima)の中でもフエ産のものを指し、王を意味する「ホアン(Hoang)」や「ブア(Vua)」と合わせて「ホアンマイ」や「ホアブア」と呼ばれる。
ホアマイは南部のテト(旧正月)を象徴するもので、特にフエ産のホアンマイは阮(グエン)朝(1802~1945年)時代から王宮などで多く植樹され、独特の落ち着いた優雅な香りがするとされる。
第1回ホアンマイ祭りはフエ市トゥオンバック(Thuong Bac)公園で1月に開かれ、職人が手入れしたフエ産のホアンマイの展示や表彰が行われた。また、ホアンマイの展示や職人の交流、オークションなどのスペースも設置され、数千人もの来場者で賑わった。
当局は今後もフエ産のホアンマイのイメージアップを図るだけでなく、観賞植物の職人の交流やホアマイの取引などを促進していきたい考えだ。
なお、「フエフェスティバル2023」では1~3月は春祭り、4~6月は夏祭り、7~9月は秋祭り、10~12月は秋祭りと、年間を通じて四季ごとにそれぞれ異なるテーマで各種イベントが開催されている。
「フエフェスティバル2023」の詳細は公式ウェブサイト(英語、ベトナム語、フランス語)を参照。