北中部地方トゥアティエン・フエ省フエ市で27日、「フエフェスティバル2018(Hue Festival 2018)」が開幕した。同フェスティバルは5月2日まで6日間にわたり開催される。
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今回で10回目を迎える同フェスティバルのテーマは「統合と発展の文化遺産―フエ1地点に5遺産」。このテーマは、フエにおける5つの文化遺産が国連教育科学文化機関(ユネスコ)により世界文化遺産に認定されたことに由来している。
フェスティバルにはベトナム国内から15団体、韓国や中国、日本、タイ、フランス、ベルギー、ロシア、メキシコなど国外19か国から24団体のアーティストが参加し、様々なパフォーマンスを披露する。
このほか、ベトナムの国民的音楽家である故チン・コン・ソン(Trinh Cong Son)の楽曲プログラム、フードフェスティバル、アオザイフェスティバル、大道芸などのイベントが満載となる。さらに、同省フエ遺跡保存センターがフエの5つの世界文化遺産を紹介する特別プログラムも催される。
なお、フエにおける5つの世界文化遺産は、◇フエ建造物群(1993年)、◇フエ宮廷音楽(2003年)、◇グエン朝の木版(2009年)、◇グエン朝の歴史資料(2014年)、◇フエ宮殿建築群の詩文(2016年)となっている。