ベトナムの伝説上の王であるフン王(雄王)を祭る2011年の「フン王祭り」は、東北部フート省ベトチー市のフン寺歴史遺跡地区とその周辺地域で4月7~12日(旧暦3月5~10日)の6日間開催される。3日付ラオドン紙電子版が報じた。
計画によると、フン王に線香を手向ける式典などの儀式は、4月7日・8日・12日に行われる。祭りは8~12日に開催され、銅鼓の演奏、獅子舞、フン寺に関する史料の展示、料理コンテスト、スポーツ・文化イベントなどが行われる予定。フート省人民委員会はこの期間中に「フン王信仰」をテーマとする国際セミナーを開催し、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産への登録申請につなげたい考え。
フン王祭り期間中の3日間(10~12日)は3連休となるため、全国から延べ600万人の観光客が訪れると予想されている。