アジア最大級の音楽授賞式「2020 Mnet Asian Music Awards(2020 MAMA)」が6日にオンラインで開催され、ベトナムのアーティスト3人が「ベストアジアンアーティスト・ベトナム」、「ベストニューアジアンアーティスト・ベトナム」、「ベストコレオグラファー」の各賞を受賞した。
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「ベストアジアンアーティスト・ベトナム」を受賞したのは、ラッパーのビンズ(Binz)。ビンズは2008年からアンダーグラウンドで活動を開始し、2017年にDJのHoang Touliverとのコラボレーションで「They Said」を発表しヒット。米国を拠点としながら、2018年以降はベトナムでの活動にも力を入れている。
同賞は、過去にミー・タム(My Tam)、トゥー・ミン(Thu Minh)、ホー・クイン・フオン(Ho Quynh Huong)、ドン・ニー(Dong Nhi)、トック・ティエン(Toc Tien)、ヌー・フオック・ティン(Noo Phuoc Thinh)、フオン・チャム(Huong Tram)、ホアン・トゥイ・リン(Hoang Thuy Linh)が受賞している。
また、「ベストニューアジアンアーティスト・ベトナム」を受賞したのは、若干20歳のアミー(Amee)。アミーはMAMAで受賞歴のあるベトナムのアーティストの中で最年少となる。「ベストニューアジアンアーティスト・ベトナム」は2019年に男性デュオのK-ICM & Jackが受賞している。
このほか、プロ部門では、ビンズの「Love Note」を手掛けたコレオグラファーのクアン・ダン(Quang Dang)が、新設の賞である「ベストコレオグラファー」を受賞した。
日本のアーティストでは、「ベストアジアンアーティスト・ジャパン」にOfficial髭男dismが、「ベストニューアジアンアーティスト・ジャパン」には藤井風が選ばれた。
今年も韓国のBTSが、◇今年の歌手、◇今年の歌、◇今年のアルバム、◇Worldwide Icon of the Year、◇男性グループ、◇男性グループベストダンスパフォーマンス、◇Worldwide Fans‘ Choice、◇ベストミュージックビデオの各賞を総なめにした。
MAMAは、韓国エンターテインメントチャンネル「Mnet」および日本初の韓国エンタメ動画配信サービス「Mnet Smart」を運営するCJ ENM Japan株式会社(東京都港区)の韓国本社CJ ENMが開催するもの。1999年に「Mnet映像音楽大賞」として創設され、2009年からは対象地域をアジアに拡大し、現在の名称となった。