ホーチミン市1区市民劇場(オペラハウス)で定期公演を行っている現代アートパフォーマンス「A O Show(アー・オー・ショー)」が6月からヨーロッパツアー公演を行う。今回のツアー公演は、フランスのLa Coupole-Scene nationale de Senart劇場の支援を受けて実現するもの。
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6月14日から7月4日まで、フランス各地の国立劇場で巡回公演を行った後、ギリシャ・アテネなどでも公演する。
A O Showは、ベトナム南部における農村と都市の暮らしを、サーカス、アクロバット、演劇、ダンス、さらに伝統楽器による生演奏で情緒的かつコミカルに表現した全く新しいアートパフォーマンス。特に、農村部の生活に欠かせない竹や籠などの道具を使った独創的なダンスパフォーマンスで人気を集めている。
A O Showでは、監督をシルク・ドゥ・ソレイユ出身のトゥアン・レー、表現指導をグエン・ラン・モーリス、音楽監督をニャット・リー、振付をグエン・タン・ロックがそれぞれ務めており、毎回3~6か月の公演を行っては、その後、新作制作のため充電期間に入る。
ホーチミン市で公演を開始してからの2年間で、既に多くの国内外のファンを獲得しており、世界最大の旅行サイト「トリップアドバイザー」では、“外国人観光客がホーチミン市で観るべきもの”の第1位にも選ばれた。