ベトナム戦争終結から40年を迎える2015年4月、ドキュメンタリー映画史上最高傑作として名高い「ハーツ・アンド・マインズ ベトナム戦争の真実」が、日本各地でリバイバル上映される。
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同映画は、戦争を体験したあらゆる層の人々の証言や取材映像、ニュース・フィルム、戦意高揚映画の未編集映像などを駆使してベトナム戦争の実像に迫るもの。監督は米国のテレビ局NBC、ABC、CBSで数々のドキュメンタリー番組を製作してきたピーター・デイヴィス氏。
製作期間は1972年から2年間。1975年1月に一般公開が開始され、同年に第47回アカデミー賞最優秀長編ドキュメンタリー映画賞を受賞。制作費は当時100万USD(1972年1月時点で1USD=約315円)、150時間分ものフィルムが使用された。また同映画は、1970年代後半以降に製作されたハリウッドのベトナム戦争映画にも多大な影響を与えた。
2002年6月には、デジタル修復版マスターを使用したDVDが発売され、ベストセラーを記録。今回日本でリバイバル上映されるマスターは、ノーカット無修正完全版。
新宿武蔵野館(東京)、シネ・リーブル梅田(大阪)、京都シネマ(京都)、元町映画館(神戸)で4月25日(土)公開。名古屋シネマテーク(名古屋)、桜坂劇場(沖縄)では5月公開予定。
同映画の詳細は、オフィシャルサイト<http://eden-entertainment.jp/heartsandminds/>を参照。