ベトナムの芸能界で圧倒的な人気を誇り、その一挙手一投足がマスコミに取り上げられる二人の女性歌手がいる。ホー・ゴック・ハーとミー・タムの姿がテレビや雑誌に登場しない日は殆どない。ティンモイが報じた。
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ホー・ゴック・ハーはモデルとして芸能活動をスタートした。人気絶頂期にモデルを廃業して歌手活動を開始すると宣言したときも大きな反響を呼んだ。彼女の地声がかなりハスキーであることは広く知られていたことで、当初は歌手として通用するのかと懐疑的な目が多かった。新聞の見出しでも「歌うモデル」のレッテルが貼られていたが、その間も懸命にボイストレーニングに励んで、持ち前のパワフルな歌声を磨いていった。
現在は国内トップクラスの歌手との評価を受けるまでになっている。この他「CM女王」、「ファッションアイコン」、「最もセクシーな歌手」としても有名。私生活では、2010年にクオックオン・ザライ株式会社[QCG]の副社長グエン・クオック・クオン氏(通称:クオン・ドラー)との交際が発覚、その後、「できちゃった婚」を発表した。
一方のミー・タムは、ゴック・ハーが歌手として認められるずっと以前から、「ベトナムポップ界の女王」の名を欲しいままにしてきた。最近は他の若手歌手が台頭してきたため、かつての勢いが無くなったとも言われているが、絶頂期はリリースする楽曲が全て国内ランキングで1位を獲得するほどだった。受賞した音楽賞は数知れず、その圧倒的な歌唱力は誰もが認めるところ。
一時期、女優業も並行して行っていたが、最近は歌手活動に専念するようになり、再びヒット曲を連発している。また、慈善活動に積極的なことでも知られている。2008年にホーチミン市で開催された「日越友好音楽祭」では、ベトナム代表の歌手としてステージに立った。