- ロンビエン区とホアンマイ区で準備中
- ベトナム初、3月にもオープン予定
- メンテナンス・修理サービス工場も併設
中国の自動車大手の吉利汽車(ジーリー=Geely Automobile)は現在、ハノイ市の2か所でベトナム初となるショールームの準備を進めている。
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ロンビエン区のグエンバンリン通りとホアンマイ区のザイフォン通りの2か所で、3月にもオープンする予定だ。
ショールームは道路沿いの数十mが全面ガラス張りで、1~2階に展示スペースを設ける。メンテナンスや修理を行うサービス工場も併設する。
設置された看板にはクロスオーバーSUV「クールレイ(Coolray)」が広告され、「スターレイ(Starray)」と「モンジャロ(Monjaro)」と合わせてクロスオーバーSUVのB・C・Dセグメントが同時にベトナムで販売されるとみられている。
吉利汽車は、北部紅河デルタ地方タイビン省で自動車のコンプリート・ノックダウン(CKD)組立工場の建設も予定している。2026年に製品の出荷を開始する計画だ。
吉利ブランド車のベトナムでの販売代理店は、自動車・バイク小売大手タスコ[HUT](Tasco)の子会社で、自動車販売を手掛けるタスコオート(Tasco Auto)が担っている。
タスコオートは吉利汽車傘下の「リンク・アンド・コー(Lynk & Co)」、「ジーカー(Zeekr)」、「ボルボ(Volvo)」と提携しているほか、主要自動車メーカーのショールームを多数運営している。