- ディンブー・カットハイ経済区で着工
- 面積3.8万m2、常温倉庫7割と冷凍倉庫3割
- 企業の物流拠点の確保を支援
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韓国海洋水産省はこのほど、北部紅河デルタ地方ハイフォン市ディンブー・カットハイ経済区で、コールドチェーン複合物流センターを着工した。
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同センターの建設費は、約507億ウォン(約56億円)に達する。面積は3万7843m2で、全体の70%を占める常温倉庫と30%を占める冷凍倉庫からなる。完成を予定している2026年から35年間にわたり運営する計画だ。
これに先立つ2022年、同省はハイフォン市に進出した韓国企業が抱える問題を解決すべく、ベトナム北部におけるコールドチェーン物流センターの造成について事前調査を実施していた。
同複合物流センターの利用を決めている韓国の事業者からは、物流におけるコスト削減と生鮮食品の流通効率向上に期待が寄せられている。
海洋水産省はこれまで、東南アジアや欧米に計5か所の物流センターを構築してきた。今後は2027年までに8か所へと拡大する予定で、企業による物流拠点の確保を支援していく。