- COMAC、ベトナムとの協力促進を希望
- 2月にベトナムでCOMAC製旅客機2機展示
- コンダオ~ホーチミン線に投入か
中国雲南省昆明市で開催される第8回大メコン圏サミットに出席するため中国を訪問中のファム・ミン・チン首相は昆明市で6日、中国・上海の民間航空機製造会社である中国商用飛機(Commercial Aircraft Corporation of China=COMAC)のウェイ・インビャオ(Wei Yingbiao)副社長と会見した。
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ウェイ氏は会見で、同社は高成長を遂げているベトナム市場を非常に重視しているとし、両国の指導者間の共通の認識と合意を具体化・実行すべく、ベトナムとの協力を促進したいと述べた。
首相は、COMAC製の航空機のベトナムでの展示や、同社のベトナムに対する協力の提案を評価した上で、市場調査を継続し、ベトナム企業との協力を促進することを歓迎したほか、同社に対し航空科学技術開発においてベトナムを支援するよう要請した。
これに先立つ2月、同社が製造したナローボディ旅客機「C919」と小型ジェット旅客機「ARJ21」の2機が、デモ飛行の一環として東北部地方クアンニン省バンドン国際空港で展示された。展示を経て、東南部地方バリア・ブンタウ省コンダオ島やホーチミン市などに順次移動した。
COMAC側は、今年末をめどに同社製の航空機がコンダオ~ホーチミン間の路線に正式に投入されることを望んだ。
なお、ベトナム航空[HVN](Vietnam Airlines)はCOMAC製の旅客機「C919」の購入を検討している。