- 投資ファンド「VinVentures」立ち上げ
- 国内市場向け、運用資産額1.5億USD
- AIや半導体などのスタートアップに投資
地場系コングロマリット(複合企業)ビングループ[VIC](Vingroup)と同社のファム・ニャット・ブオン会長が、テクノロジー系スタートアップ向けの投資ファンド「ビンベンチャーズ(VinVentures)」を立ち上げた。
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同ファンドは運用資産額1億5000万USD(約230億円)で、人工知能(AI)や半導体、クラウドコンピューティング、高度な技術製品の分野に注力する方針。当面のターゲットはベトナム市場で、将来的にはシンガポールやインドネシア、フィリピンなどベトナムと同様の発展特性を持つ市場にも拡大していく予定。
投資先となるのは、実用性が高く商業化が可能な製品・サービスの開発を手掛け、持続可能な発展の可能性および優れた成長率を持つ技術系スタートアップ。投資形式について、同ファンドは株式購入を行って対象企業の株主になるとしている。
VICとブオン会長は同ファンドの立ち上げにより、ベトナムと周辺地域でスタートアップエコシステムの開発を促進し、デジタルテクノロジー企業の創出と発展に貢献していく考えだ。