- ベトナムと米州の貿易促進に重要な役割
- 貿易額、87億USDから5年で136億USDへ
- ベトナムの輸出額は、約2倍に増加
商工省は2日、「環太平洋パートナーシップに関する包括的及び先進的な協定(CPTPP):米州地域のパートナー国との経済貿易協力強化」をテーマに国際セミナーを開催し、企業がCPTPPを効果的に活用するための意見交換を行った。
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グエン・ホアン・ロン商工次官は、CPTPPは2019年1月に発効してからの5年間で、ベトナムと米州地域、特にカナダ、メキシコ、チリ、ペルーの各国との貿易促進に重要な役割を果たしたと述べた。このうちカナダ、メキシコ、ペルーの3か国は、ベトナムと初めて自由貿易協定(FTA)を結んだ国だ。
税関総局の統計によると、ベトナムと米州地域との貿易額は2018年の87億USD(約1兆2800億円)から2023年には136億USD(約2兆円)へと+56.3%増加した。世界的な経済不況や新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミックに見舞われる困難な時期だったにもかかわらず、ベトナムの輸出額は同期間に63億USD(約9240億円)から117億USD(約1兆7200億円)へと約2倍に増加した。
セミナーでは専門家らが有益な情報を共有し、ベトナムと米州地域の企業が効果的なビジネスプランを構築する方法について議論した。また、CPTPPP加盟国の企業がグローバルサプライチェーンに参加するための連携強化について話し合った。