韓国国土交通省はこのほど、ハノイ市に「韓国・ベトナムスマートシティ建設技術協力センター」を開設した。

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　同センターは、建設省傘下の都市建設管理幹部養成学院(AMC)の建物内にある。ベトナムにおけるスマートシティの試験事業について展示する技術展示館や、韓国のスマートシティを仮想現実(VR)で体験できるVR体験館、スマートシティ認証・ビル維持管理センター、ハノイ市の高級都市区「スターレイク(Star Lake)」内で韓国企業が構築したスマートシティの技術展示を行うスマートシティ・リビング・ラボ、人材育成の場となる教育センターなどから成る。

　韓国の建設、IT企業がベトナムに進出する際の拠点として、またスマートシティの技術開発や研究において両国が協力するための拠点として活用していく。

　同センターは2018年に行われた韓国ベトナム首脳会談の際、韓国国土交通省とベトナム建設省が締結した建設および都市開発の協力に向けた覚書(MOU)に基づき、政府開発援助(ODA)事業として開設された。事業費74億9300ウォン(約8億円)を投じ、韓国建設技術研究院や国土研究院など韓国の各機関が参加して2020年6月から2024年10月にかけて進められる。

　国土交通省は「スマートシティや都市開発、空港、鉄道など韓国が強みを持つ分野を中心にベトナムで事業を発掘し、韓国企業の進出を後押しする」と述べた。