税関総局は29日、ハノイ市ノイバイ国際空港に導入した貨物の申請・検査・通関を電子化するシステム「ナショナル・シングルウィンドウ(National Single Window=NSW)」を発表した。
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NSWは、ノイバイ国際空港で2年前から試行され、試行期間を経て本格展開に至った。同空港を利用する全ての航空会社がNSWに情報を送信し、空港内の全ての倉庫が自動監視管理装置に接続する体制が整っている。
同システムの導入により、貨物の1ロットあたりにかかる通関所要時間は従来の3~6時間からわずか10分へと大幅に短縮され、企業にとってコスト削減や時間の節約につながっている。