英国の格付け会社フィッチレーティングスは9日、ベトナムの外貨・VND建て長期発行体格付は「BB」で据え置いたが、見通しを「安定的」から「ポジティブ」に引き上げた。
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見通し引き上げの理由は、経常収支黒字、政府債務の減少、順調な経済成長、安定したインフレ率などで、外部リスクへの対応能力が向上しているため。
フィッチによると、国内総生産(GDP)に対する政府債務残高比率が2016年の53%から2018年に50.5%に縮小しており、2020年には約46%へとさらに縮小する見通しだ。
対GDP公共債務残高比率も2016年の65%から2018年には58%に改善した。