ベトナム国家銀行(中央銀行)は、このほど開催されたリテールバンキングをテーマとしたシンポジウムで、2017年末現在におけるベトナム人の銀行口座保有率が59%となっていることを明らかにした。
このデータは、中央銀行が国内の商業銀行で開設された口座のCIF番号を統計し、名義人の重複した口座を除外したもの。
世界銀行(WB)の別の統計では、2014年におけるベトナム人の銀行口座保有率が31%程度に留まっていた。これにより、わずか3年間で銀行口座保有率が2倍近く上昇したことになる。
中央銀行傘下の決済局の責任者は、近く銀行口座保有率を70%に引き上げるとともに、オンライン決済を普及させていく方針を示した。