3日付の日本経済新聞によると、台湾石油化学最大手のフォルモサグループは、北中部ハティン省ブンアン経済区で大型製鉄所の建設を開始した。計画では2015年末より稼動する。高炉から熱延・冷延までの工場が完成すれば、ベトナム初の一貫製鉄所となる。
また製鉄所のほか深水港や火力発電所も建設、第1期工事で約100億ドル(約8200億円)を投じる。最終的な投資額は約200億ドル(約1兆6400億円)となる見込み。年間約700万tの粗鋼を生産し、段階的に年産2250万tまで引き上げ、国内外に供給する計画である。
なお、ベトナムではインドのタタ製鉄、JFEスチールによる一貫製鉄所も計画されている。