ドンサイン株式会社は5日、南中部クアンナム省ダイロク郡ダイタン村に建設した国内初のバイオエタノール生産工場の本格稼働を開始した。総投資額は約9000億ドン(約40億円)。年産能力は10万t(約1億2500万リットルに相当)で、エタノール製造過程から生じる二酸化炭素(年間2万t)と微生物肥料(年間4万t)を副産物として生産する。
同工場は昨年9月から試験運転を開始、その後徐々に生産量を引き上げ、7月には生産能力の70%を達成した。製品の国内需要はまだ少ないため、生産量の半分を外国に輸出している。また、同社は現在全国5カ所でエタノール工場を建設中だ。