グエン・タン・ズン首相はこのほど、ベトナム電力グループ(EVN)による東南部ニントゥアン省トゥアンバック郡ロイハイ村での風力発電所(出力30メガワット)試験的建設案を承認した。ズン首相は、この案件の経験を生かして他地域での風力発電事業を検討するようEVNに指示した。
商工省によると、ベトナムは国土面積の8.6%が風力発電に適しているが、この再生可能エネルギーはまだ有効に利用されていないという。専門家らは、風力発電事業の発展を促す政策が必要と指摘している。
ズン首相はまた、計画投資省に対し、風力発電事業に要する資金を調達するため、デンマーク政府をはじめとする援助国や援助機関に支援を打診するよう指示した。