ベトナムで10店舗を展開するフランス系スーパーマーケット「ビッグCベトナム」のパスカル・ビロー社長によると、ベトナムでスーパーを開店するのにかかる総費用のうち約60%を不動産関連費用が占めるという。
パスカル社長は、ベトナムの不動産価格は世界の多くの国に比べ著しく高く、流通業、特にスーパーの経営コストを押し上げる要因になっているとし、「ベトナムで新たな店舗を設ける際には場所の選定を慎重に行う必要がある」と述べた。
しかし複数の国際マーケティングリサーチの結果は、ベトナムの小売市場を成長が早く将来性有望な市場の一つと評価しており、世界の小売大手各社の関心を集めている。