サムスン電子ベトナムは28日、北部バクニン省イエンフォン工業団地に建設した携帯電話生産工場の稼動を正式に開始した。総投資額は7億米ドル(約640億円)。
工場は今年4月から試験生産を開始しており、現在の月産能力は150万台、従業員数は約2000人。来年には月産能力600万台、2012年には年産能力1億台、従業員数1万人程度に拡大する計画。製品は欧州やオーストラリアなどに輸出する。来年の輸出額は45億米ドル(約4100億円)を見込んでいる。
同工場は同社の携帯電話工場としては世界で7番目。また同工場に部品を供給するため、部品メーカー17社がバクニン省に投資しすでに6社が操業を開始している。